2010年8月10日火曜日

末ズについて考える【5】

2004年の末ズの言葉は更に深いものに…

某雑誌のインタビューで

"松本さんはガラスのように繊細な心の持ち主。一度壊れたらなかなか元に戻すことか出来ない"
"触れるだけで壊れそうだからね"

と、ニノちゃん。


"いや、もぅほんと真面目ですよ" "もぅマジで熱いですよ" "あー、まあ、濃いですね"
という発言が想定範囲。

だから…ニノちゃんの発言ゎ松本潤のパブリックイメージからするとだいぶ想定外な言葉。
そしてまた、"ガラスのように繊細な心の持ち主"っていう表現がニノちゃんらしくて素敵。

それまで潤くんは"頑固"で"生意気"で”派手"で"性格悪い"って
世間のみなさんに捉えられがちだったけど、
第三者…ましてメンバーがそういう発言をすることによって、この雑誌を読んだ人は
「え、松本潤ってそんなに繊細なの?壊れやすいの?生意気で性格悪い奴じゃないの?」
って目からうろこだったはず。

"パブリックイメージから生まれてしまった負の概念"は"アイドル松本潤の実像"であるのかどうか…?
それを考えさせられる。 

だって、それを言ってるのはニノちゃんなんですから。
世間からは"ライバル"だやれ"同い年"だと騒ぎたてられ、
しかも常に一歩先を行っている"二宮和也の言葉"ですから。
信じないわけにはいかないんじゃないかと思わせる力がある。
"二宮さんがそぅ言うなら、そりゃ松本さんは繊細で壊れやすくて触れられない存在だよね"って。
もっと冗談っぽく言ってくれたら良かったのに
あまりにも真面目に言うものだから、どうしても信じざるを得ない状況になってしまう。すごい説得力。


その後出た雑誌で潤くんが
"ニノの舞台見に行ったんですよ。すごい良かった。凄かったです。勝てないなあって思いましたね。
いや、勝ち負けとか子供みたいですけど、でも…うん…勝てないなぁと。凄い男です。二宮和也"

これ、とても潤くんらしい言葉。

潤くんからニノちゃんに送られる、憧憬というか羨望というか…
そういう類の感情を自分でうまくコントロールできずに思わず口にしてしまった…そんな感じ。
素敵だなと思う。そこには潤くんの努力も見受けられるのです。
そこで当たり前に「ニノはすごい」って言えたことが素晴らしいと思う。

子供のころからニノちゃんに憧れてニノちゃんの背中を追いかけてきた人
そして絶対、「二宮和也だけには負けたくない」って思っていたであろう人

でも自分の立ち位置を途中で見つめなおした。
もともとスタートの時点で対等な位置にいないことはわかっていた。
だから、それを素直に認めて
"あとはもう努力して追いつくしかない"って思って努力して来た潤くんの姿があった。

潤くんは本当に努力の人
ニノちゃんは本当に才能の人
そして、お互い心が強い人 


だからやっぱり、「末ズ=ライバル」ではないんだと。
だってもとからニノちゃんは端から争う気がないし、二人だけで高めあって行こうとも思ってない。
潤くんは潤くんで「勝てないなら、別の方向で同じ位置に立ってみる」という考えを見出している。

やっぱり"ライバル"という、ある種の敵対関係という位置には置きかえることが出来ない、
あくまで「同じグループ」の「同い年」の「メンバー」であり「友人」であり「仲間」なのではないか。
そして、ちょっと不思議な距離が保たれている。
そして、その距離は少しずつ…とても少しずつ角度が変えながら縮まって行くのです。
こんなにも時間を掛けてその距離を徐々に縮めている人達を他に知らない。
でも確実に距離が近づけているってことこそ、
それはもうそこにお互いを信頼し、尊敬し、深く想う心があるんだと。
そう感じずにはいられない。

同い年の2人がジュニア時代に出逢って、同じユニットを経て同じグループへ
子供から大人に成長していく中、ずっと近くにいた。

お互いがお互いに出会ってなければ、またお互い違う自分になっていたような。
お互いが大きな影響を及ぼし合っているような。そんな2人…

2人は生まれる前から2人が出逢うことは決まってたのかなって…思う。
神様がそういう風に仕組んだプログラムなのかなって。

そーいえば、もぅ人生の半分の時間を一緒に過ごして来てるんだな。末ズ。

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